順風満帆に見えたウェブデザイナーの活動

順風満帆に見えたウェブデザイナーの活動|愛知県西尾市のウェブデザイナーRin design room 映俐さんのインタビュー

成果が出ないことに対して知らず知らずに自分を責めていた

実はすごく迷ってた時期もありました。
そもそもSEOの勉強を始めようと思ったのは、自分の生き方や働き方に迷ってた時期で、制作もしんどいし、デザイナーもやめようか、みたいな感じで何か始めたくてSEOに入っていったという経緯があったんですね。

それで自分でもブログを立ち上げたけど、正直ブログもそんな簡単に成果出ないしっていうところもあって、自分がこの先どうやって働いていくんだろうっていうイメージが全然ついていない状態だった。

そんなタイミングでたまたま起業ママの友人とランチをしているときに「こうやって生きてる人もいるんだ」って自分の中で雷に打たれたような衝撃があって。

自分を支える言葉っていくつかあると思うんですけど、その一つで1個忘れられないものがあって、「引っ張ってくれる存在がある」という言葉です。

自分のステージをあげるときやその事業を波に乗せていくのに引っ張ってくれる存在がいるっていう話だったんだけど、そういう存在が ”こうやってやるんだよ” っていうのを見せてくれて、引っ張ってくれたからコツを掴めたという話を聞かせてもらったことがすごく記憶に残ってるんです。

わたしは自分1人でもがいてて、だめなことは全部自分のせいだと自分を責めていました。
それもずっと。
わたしに能力がないからできないって思ってずっと苦しかったんですけど、みんな誰かに頼って、助けてもらってそこにたどり着いてるんだって気付いて涙が出ました。

その言葉は今のわたしの活動にも影響を与えていて、正直もう次の日くらいから、わたしの行動力と方向性がピタっとあてはまったように感じています。

やりたい事を大切にできているか自分に問うように

サイトを1個立ち上げ、プロにアドバイスもらったようにはしたけど、結局私がブログを書いてがっつりそこでアクセス稼ぐというやり方って、わたしが望んでいる働き方ではないというのはうっすら分かってて、そこでその言葉が自分の中にめっちゃ響いたからそこから肩の力が抜けたように思います。

理想の成果を出せない自分を自分で責めてましたね。
同じくらいに月商1,000万とか達成してる子がいてすごくドーンと突き抜けてるなぁって。

そういうのを見てわたしはいつまでもなんかくすぶって、ずっとうろうろしてるようで自分を責めてたけれど、その言葉のおかげでその苦しみから抜けることができたんです。

そこからは自分がおもしろそうって思ったこととか、やっぱりおもしろそうって思うってことは自分の感覚と合ってる、自分の才能と合ってる分野だと思うので、それにこうしたがって行動して、それに従って人に会って…。

わたしはやっぱり人に会うということがすごく好きだから、人と会ったり自分が好きなことを大切にして働くということに矢印が向いて、そこからいろんなお声をいただけて今は楽しくのびのびとやっています。

”好きを仕事に”はありふれた言葉だけどその重要さを身に染みて感じた

億女経営塾というコンサルにも申し込みしました。

その人は経営についての大事な本質を教えてくれる人だったんです。
だからそれからすごく本も読む、ビジネス書も読むようになったし、思考が解決思考に変わりました。

なんでわたしはできないんだろうって思っていたところを、わたしが今できるところはここまで、じゃあこれを達成するのに足りないここはどう埋めるのか、その埋めるものは自分の努力だけじゃなくてお金を払って誰かに頼んでもいい。

自分の持っているリソース、時間、人、お金をどう配分するかっていうので解決していく本質を教えてくれる人でした。

わたしがくよくよ悩んでいたことに対しても、「それって今やるべきこと?」「そんなことに悩んで自分の時間を使っているくらいだったら、もっと才能を活かして人に会ったり、今のその案件に超全力で取り組んでお客さんに大満足を提供すればいいんじゃないの」みたいな、そういうノウハウとかじゃなくてマインドを変えてもらいました。

大きく変わったのは
”頑張らなきゃいけないことを手放して、わたしがもう夢中になるくらい好きなこと、楽しいことにすごく熱量を注ぐ”
という部分で。

だから同じことをやっていても苦じゃないし、いつまででもやっちゃうし、主人は「毎日頑張ってるね」とわたしに声をかけてくるんですけど。

わたしは別に頑張っているつもりはなくて、ただただ今はもう楽しくてやっていて「わたしにはこれができるんじゃないか、あれができるんじゃないか」っていうのを夢中になって楽しくやってるだけというところが大きく変わったかもしれないです。

でも実はやってることは変わってないと思うところもあります。

自分の方向性は変わっているかもしれないけれど、作業的なやっていることって全然変わっていません。11時間働いていたときと比べて今は4時間しか働いていないかって言われたら、今も1日8時間くらいパソコンに向き合っています。

でも全然気持ちが違います。もう楽しくて仕方がないという感じです。子供みたいに夢中になってるんですよ。

人生で初めての大きな挑戦

億女経営塾が終わってから、女性ブランディングコンテストに出たんです。

自分の「やってみたいな」っていう直感に従ったんです。
最初は恥ずかしかったというか、なんて思われるかなっていうのを気にしたし、すごく頑張っても賞とか取れなかったら…とかえっちゃん何目指してるのって思われるのかなっていろいろよぎったんだけど、

「わたし、コンテストに出ないで死んだらすごく後悔する」
「恥ずかしい、怖いな、で避けて死んだら…。わたしこれを経験せずに死ねない」

そう思っていました。

これが普通の美少女コンテストとかそういう美を売りにするものだったら多分興味はなかったと思うんですけど、ファッションブランディングコンテストと言われて、ファッションはすごく好きだし意識している部分でもあるなと思って、それならおもしろいと思って出てみたというのはあります。

人にお願いするということがすごく苦手だったから、みんなに毎日お願いするのも「うざくてごめん」と思っていたし、LINEも「毎日毎日、すみません」と思いながら送っていたんです。

本音を言えば、プレッシャーが大きすぎてもう二度と出たくないけど、いろんな人がそこまで応援してくれてるっていうのを初めて体感しました。応援メッセージを見て、この言葉とこの経験はもう本当にこれは宝物だって思います。

コンテストの途中経過では3位か4位にいることが多かったんですけど、その時期に不正があって4位か5位くらいまで落ちたことがありました。

その時に「もう1回順位上げるぞ~!!」みたいにみんなで盛り上がってくれたんです。

わたしは最初は、自分へのチャレンジみたいな感じで賞狙うぞ~!!って感じでもなくて…。

ちょっと経験と自分の殻を破るみたいなところを目標にしていたので、落ちたことも上がったことも、みんなが応援してくれたこともそれが全部本当によかったと思ってます。

自分の経験がメディアを通じて更に広く知られることに

コンテストのときにいろんな人に「こういう思いがあって、挑戦してます、お願いします」と言ったことで、 わたしの住んでる市の人に繋がりました。

その市は商業を応援する課があるんですけど、その人につながったことによって自分のできることの範囲が広がりました。

まず「市長に表敬訪問行きましょうよ」と声をかけてもらいました。

自分だけだったら「メジャーじゃないコンテストで3位をとったくらいで市長訪問って」って思いますが、「絶対行きましょう」とその人が言ってくれたんです。

そうしたらあれよあれよと「新聞とテレビの取材も入ります」と言われて緊張して当日行きました。
その市には事業相談を受けているところもあってそこに通うようにもなりました。

ブログで泣いて、へこんでいた時期もあったし、もうどう生きていけばいいのか分からないと思っていたから、1回リスタートということで自分のビジネスモデルもきれいにしようと思ったんです。

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