ウェブデザイナーへの道のり:独学からプロへ

ウェブデザイナーへの道のり:独学からプロへ|愛知県西尾市のウェブデザイナーRin design room 映俐さんのインタビュー

デザインをお仕事にしたきっかけ

このお仕事のスタートはウェブではなくてチラシのデザインからだったんですけれど、これは独学でした。

子供が1歳半くらいの頃ですね。
お金を使ってばかりで何もせず子供と毎日過ごすのもなぁ、と思ったときに親友がリトミック教室を始めることになったときにチラシを作ってほしいと言われて、そこで作ったのが一番初めです。

元々デザインの経験があるから頼んでくれたわけではなくて、前職が営業職でパワーポイントとか使っていたのでパソコンが得意な人みたいなイメージでわたしに依頼をしてきたという流れです。

そこで初めてイラレ(編集ソフト)使ってみたんですけれど、ほんとに昔の買い切りの古い時代のを妹が持ってたので、それを使って。
図形をくっつけるとかもできないし、ダブルクリックしたら編集モードに入っちゃってこれなんだろう、と手探りでした。

動かなくなったこともあってどこも触れなくなって妹にヘルプを出しながらイラレを覚えていきました。

それがきっかけで「いやこれ仕事にしたほうがいいんじゃない?」と親友に乗せられて、「じゃあなんか暇だしやってみようかな」と思って当時CMで流れ始めたココナラでいきなり出品しちゃいました(笑)

最初の挑戦:チラシ制作の出品

「イラレとか使えないけどもう出しちゃえ」ということでチラシを1枚2000円で出品しました。

今思うとよくやったな、と思います。
勉強から入る人たちっていうのは自分のレベルがすごく低いから、まだ出せるレベルじゃないしと思って一歩を踏み出せない人が多いと思うんですけど行動しちゃいました。

でも出品してもそんなにすぐ依頼ってこないので、1か月くらいは何も音沙汰もなかった。

だけど1か月後に購入されましたってきて、「え、もう?」って携帯見て固まって、「たいしてイラレも使えないのにどうしよう」ってなりました。

デザインとかも分からないから当時はピンタレストで参考を探しまくって、どうやってやっているんだろうってのを自分なりに探して勉強して盗んで、というので始まりましたね。

ウェブデザインへの転身

開業して1年ぐらいはチラシだけだったんです。チラシとか名刺とか、そういう紙媒体、グラフィックだけだったんですよ。

その頃インスタを始めたんです。

そうしたら初めて世の中にウェブデザイナー、ママウェブデザイナーがいっぱいいるということを知って、ちょうどコロナ禍に入るくらいのときだったのでそういうのが盛り上がっていたときだと思うんですけど。

ウェブのお仕事って、わたしは難しいことだと思ってたんだけど、スクールとかに通って「ママにもできるの?」って思って。

それでフリーランスの女性たちが入っているコミュニティに私も入って。

そこにWordpressの講座の案内が流れてきて、それがコペンカレッジというスクールの案内だったんです。

そこでまたちょうどわたしの背中を押したのがチラシの親友なんですけど(笑)
チラシ作ってから1年経ってたんですけど、「えっちゃん、ホームページ作れないよね?」って聞いてきてくれたんです。

そこで「いや…………作れるよ、ちょっと勉強してくるわ!!!!!」って。

講座のことを調べていたときに、最後に卒業制作を書いてあったのでその子に「その卒業制作であなたのサイトを作らせてほしい。その代わり超破格で作るから」ということで当時3万円をいただいてスクールに通いながらの初仕事となりました。

そういう制作って誰かの、わたしの場合はその親友のその先にいる生徒さんとかターゲットのことを思って初めて設計できるじゃないですか。

だからやっぱり動線とかもすごく考えましたし、どんな情報がサイトを作るのに必要なのかってそのお客さんからヒアリングしたい項目とかも本当に実践的で、それが最初のスクールのときからできたというのはすごくよかったです。

だからその卒業発表で最後まできちんと完成、もうこのまま世に出せますというくらいにちゃんと完成させたのはわたしくらいだったと思います。

制作スキルの進化

そのあとはしばらくサイト制作とデザインをやっていて、依頼は多かったです。

ちょうどコロナの補助金とかもあったので、自分も「補助金を使って作りませんか」ということで営業しやすかったし、そこで何件か作らせてもらって実践というところで一気にレベルアップしました。

そのあとはコペンカレッジのほうでウェブの事業部があるんですけど、そこの事業部に「ぜひ来ないですか」と声をかけてもらってフリーの自分の案件もやりながら、事業部のディレクションをやるということを始めました。

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